toggle
"DIARY"  produced by Narimura "DIARY"  produced by Narimura "DIARY"  produced by Narimura

DIARYは、成村建設株式会社の新ブランドです。
大工の手刻みを軸として、住みながらつくり育んでいく「住まいの手帖」を
共に作っていけたらと思います。
暮らし1つ1つが唐津の風景となっていきます。
DIARYは街並を考える基地としてオープンしていますので、
住むこと暮すことについてゆっくり語りに来て下さい。

Jul 6, 2016

木ツツキ倶楽部「薪支度のススメ~愛好家向け~」

5

 

 薪ストーブで一番大事なこと。それは薪の準備と薪の仕入先の確保である。

薪はネットなどで販売はされているが、とても値段が高く毎年買うには経済的に大変。

かといって広葉樹などの薪ストーブに適した木を個人で仕入れるのも大変ですし、今は仕入れ出来ていてもこの先ずっと仕入れ出来るのかという不安もある。

 そこでDIARYの『木ツツキ倶楽部』では林業の方と提携を組んで格安で薪を譲って頂ける独自のルートを確保しました。もし万が一、薪が無くなった場合でも安心ですし、お値段もリーズナブルに設定しております。

薪ストーブ生活を私たちが全面バックアップいたします。

 今回のイベントですが、その薪ストーブ生活をするにあたって避けては通れない薪割り。

重労働ですし、一人で行うには孤独すぎます。そんな辛いと思う薪割り作業。

それを愛好家の仲間でワイワイ楽しく出来たらいいなぁと思い企画しました。

日時・場所などの詳細は下記をごらんください。

Jun 28, 2016

2年越し

ミラー

旅の目的のひとつでもあった店が急遽店休日になっていたことを知らず外から覗いていると、たまたま店内にいらしたオーナーの方が快く開けてくださったおかげで素敵なミラーと出会うことができました。

アンティークもあつかわれているので、てっきりそうかなと思っていたらステンドグラス作家さんの作品とのことで、私の中ですぐDIARYのトイレに!と即決。

トイレのミラーは絶対に必要なものではないですが、適当にあてがっているときっとずっとそのままになってしまうのでつけていませんでしたが、このミラーを見ると旅のことやこの店のことも思いだし愛着がわくので、やはり悩んだ時はいいなと思うものと出会うまで待ちたいなと思いました。

トイレのカギにも悩んでいましたが、カギは普通のカギをつけましたのでご安心してご利用いただけます!

 

text_Miho Narimura

May 7, 2016

DIARY INTERVIEW 02

P3133272

 

『NABEさんのお山の上の暮らし』

サルの群れに出会うこともある山道を登っていくと、やっと小さな看板が見えてくる。
昼時を過ぎて伺うと清子さんはキッチンに、そしてお客様が落ち着いて一休みしていたナベさんは全く私に気づかず薪ストーブの前のソファでくつろいでいた。

café&galleryNabeは住宅街から自宅に場を移してもうすぐ3年。
広告もHPもなく一切情報発信されていないにもかかわらず、週末のオープン日にはナベさんと清子さんに会いに人が集まってくる。
あっというまにナベさんのトークの世界に引き込まれた私は、2人の「お山の暮らし」の話を紹介したいと言いだすタイミングを失ってしまった。

May 7, 2016

ココにしかない手洗い器。

DSC_0012
今回、『くらすこと こども園』さんに納品させて頂いた手洗い器。
設計の松田さんが普通の既製品のモノではなく、どうせなら作成して頂きたいとの事でした。
 しかし、当時は完成までの時間もなく保育園の開園に間に合わないという事で、一旦この話はなくなりました。
いや今振り返ればなくなったと思ったのはボクだけだったのかもしれません。
やはり松田さんはそう易々と諦める方ではない!!甘かった。
 現場視察の時に左官さんとなにやらお話しをされている。
もしやと聞き耳をたてると、なになに??うんうん・・・手洗い器・・・作って欲しい・・・。
てなわけで手洗い器の納品が遅れることを家主さんに了承してもらい作成にはいりました。
それでは完成するまでの7日間をご紹介します。

Feb 25, 2016

木にえがく。

DSC_0086

現在、家の骨組みの加工は全体の7割が「プレカット工法」で行われている。

コンピューターに図面を入力し機械が木材を加工する。

数十年前まではこの作業を人の手で行っていた。1本1本に墨をつけてそれを刻んでいく。

プレカットに比べて手刻みは費用がかかるうえ、期間もようする。

ましてや人が行う作業なので、刻み間違えがないとも言えない。

しかし手刻みも悪い事ばかりではない。

Feb 18, 2016

トラス組

IMG_6982

今月12日に上棟し、4日後の現場へ。

写真で少し見えますが、屋根が片流れのトラス組。

骨組みを見ているだけでワクワクがつまった建物だなと伝わってきます。

今は葉が落ちてしまった木々の新芽がキラキラし出す頃に完成予定です。

 

 

text_Miho Narimura

Feb 8, 2016

旧 寿♨湯 

IMG_6935

久しぶりに唐津市内を漫ろ歩きしていると
思わず ワッ! と声が出てしまい、近くにいたおじいさんを驚かせてしまったのは
このタイルで寿湯と記された渋い建物に出会ったからで・・・
車で何度も通っていたのに今まで気付かないなんて。

モザイクタイル、ブルーグレーの木製建具をまとった建物に興奮し、あわよくば空いていたりしないかな?
と外から観察していたら看板があり、またまたびっくり。
只今弊社にて住居スペースを改修中の建物でした。
傷んでいるところを少しずつ手直しされていて、そのたびにお世話になっています。

最近、唐津に残る素敵な建物を大事に住み継がれている方との出会いがありうれしく思います。
きっとまだねむっている素敵な建物もあるかもしれません。またウロウロして探したいと思います。

text_Miho Narimura

Feb 1, 2016

花と写真と雪餅

日曜の午後からぴゅーっと熊本へ。
熊本現代美術館で川内倫子さんの写真展、
泰勝寺でマルカデットさんの雪餅の会、
立田自然公園内で坂村さんの花の会へ。

IMG_6834

IMG_6822

IMG_6838

坂村さんの花の会ははじめて。
公園内の池のまわりをぐるりとまわり、まずは腰掛待合でガシリとつかまれ、仰松軒で緊張、鎖の間でゆったり。
全くもって知識・作法の心得がない私ですが、路傍に自生する草花を日々の花材とされているからかあっという間に惹きつけられます。

マルカデットさんの雪餅はサイコー!!ジャムはいただいたことがあったけれど和菓子もつくられていたなんて!すごい!!
しかしおいしいものをつくる人、美しいものつくる人は素敵な方ばかり。
このような場をつくられている細川さんも本当にすごいな~

 

text_Miho Narimura

Jan 7, 2016

|新築|いえのこと

 
 最初に訪れたのは寒さの厳しい冬。まずこの大自然と土地の広さ圧倒された。土地の広さ1,500坪。
一般の区画販売の土地の約25倍。そこには所狭しと栗の木が聳えたっていた。
 区画・整地された土地に家を建てる事がほとんどの今。今回は車・重機の入る道づくりから始まった。
搬入口を作り、通行の妨げになる木は間引きし家までの道を一歩一歩作ってゆく。
気づけば家つくりに差し掛かるまで数ヵ月の月日が流れていた。

 そして怒涛の数ヵ月が過ぎいよいよ家づくりが始まる。
ここまでくればいつも通りと安心しきっていたボクに自然の厳しさを痛感させられる。
まず水道がきていなかったので、近くまで山水をくみに行かなければならない。
仮設の搬入通路を作ったものの、大雨のあとは特に車が埋まってしまい皆で加勢して助け合う事もしばしば。
またその大雨で掘削した土がべちょべちょになり、数日は水たまりが残ったまま。
こういった事を繰り返しながら徐々に工事は進んでいった。
 
 内部からはぐるりと外の景色が伺える大きな窓がある。四季折々外の風景が楽しめそうだ。
仕上げ材も既製品には頼らず人の手で作ったモノがほとんど。そこには人の温かみがある。
また歳月が経てば経つほど、この家も家族のたくさんの思い出がつまった素敵な家に変わっていく。
そう住みながらつくる家へと。
糸島市 [2014‐2015]

 

 

 

Architects_松田和也/Kazuya Matsuda / kitorepe キトレペ 建築設計事務所
Photo_藤本幸一郎/Koichiro Fujimoto
Contractor_DIARY 成村建設株式会社

1 16 17 18 19 20 21 22 23 24 32