Jul 17, 2017
既製品✖
時折、既製品では収まらず、作成することもある。
(既製品=注文に応じて作るモノではなく、製品としてすでに出来上がっていること。)
そして、その『つくる』と言う事がとても重要なことであって言うほど簡単ではない。
<以下、妄想>
例えば、ココのスペースに箱を置きたいとする。
しかし買って来たものでは到底、このスペースには入りっこない。
(ただのバカだと思わないで欲しい)
ではどうするのか??
これより一回り小さい箱を再度、購入するのか??
いや、この箱が入るように周りを壊してスペースを広げるのか??
答えは・・・
そのスペースいっぱいに収まるように箱をつくる。
(だれでもこの答えを予想できたに違いない)
今回は階段の作成。
既製品の階段ではスペース、角度、長さなど、どれをとっても合うものがない。
そこで出た答えが、『つくる』。
現場での採寸を行い、職人がその原図をもとに作っていく。
いうまでもなく、寸分の狂いもなく、見事におさまった。
こういった『つくる』というのは既製品を好まない設計士さんがよく要望してくる。
嫌ではない。むしろ大歓迎だ。
なぜなら、わたしたち職人が作った世界に一つだけのモノをお客さんにプレゼントできるワケだから。
写真:大工 浅見郁伸(あさみ いくのぶ) 経験年数:44年
かんとく yamaguchi
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