Aug 9, 2014
念願の餅まき
ボクのじいちゃん・とうちゃんは大工をやっていて、物心ついた頃から棟上げのたんびに餅まきに連れて行ってもらった事を今でも覚えている。話しによるとボクは餅よりもお金ばっかり拾う子だったらしい(笑)。棟上げのあとはお客さんのご好意で宴会をしたりして、おいしいものをごちそうになった記憶もある。酔っぱらうといつもとうちゃんがボク達にお小遣いをくれていた。そんな事もありボクにとっての餅まきはいい思い出しかない。
最近ではお客さんによってされるとこ、されないとこと様々。ボクは家を建てるなら絶対したいと思っていた。しかし今回はリノベーション。どのタイミングで行うか正直迷いました。結局、解体工事が終わり骨組みになったところで行った。準備が大変でした。大変というよりはお金の両替を前日までほったらかしにしており、しかも前日は土曜日。銀行も閉まっていてかなり焦りました。まず知り合いからありったけの50円玉を両替してもらい。次にコンビニ。ご丁寧に断られるも事情を話して何度も何度も頼み込み、何か買って頂いてそのお釣りでしたら少し50円玉に両替できますよと言ってもらい両替。次に友達が飲食店をやっているので電話すると今日の分しかないから無理やね。でも両替はいつも酒屋でしてもらっていると情報をもらって酒屋へ。1軒目。えっ両替だけ??何か買ってもらわないと・・。しぶしぶ焼酎1本購入からの両替。半分くらい貯まるもまだまだ足りず。2軒目。今日の分しかないから両替は無理だよ。収穫0。3軒目も同じく断られ収穫0。気づけば太陽が西に傾いている。もう今日はここで最後だな。4軒目。人の温かさを知る事に。前回同様、ご主人に同じく断られる。そしたら裏から奥さんらしき人が出てきて。奥さん『50円玉何につかうとね??しかもそがんいっぱい。どこの酒屋もある程度はいつもは持ってるけど、今日は銀行閉まってるけん持たんやろ??』ボク『はい。実は明日が餅まきでどうしても必要なんです。もう何軒も断れて来て。どうにかなりませんか??』奥さんはそれを聞いて、また裏へ行き何か手に持ってきて戻ってきた。奥さん『これ私の50円玉貯金よ。へそくりやったけどね。そういう事なら使ってよ。』えっ??いいの??しかもご主人の前で・・・。でも本当に嬉しかった。泣きそうになった。このご恩は決して忘れません。ありがとうございます。無事予定の小銭を準備する事が出来た。人の温かさと前もって準備する事の大切さが分かった餅まきでした。当日はたくさんの方がお集まりになってくれて、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
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