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Jul 30, 2014

もぬけのから

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解体も終わり昔の骨組みだけになった。なんだかこじんまりした気がする。基礎はコンクリートを使用して強度を高めた。この後に何枚かの写真があるが、昔の基礎(レンガ)、現在の基礎(コンクリート)を比べてもらいたい。見るからに現在の基礎の方が強そうなのが一目瞭然だ。リノベーションと言っても色んなやり方・方法があると思う。今回はリノベーションの中でも結構やりかえている方だと思う。

しかし昔の家の大きさや高さは変えずに、限られた箱の中に空間をあてはめていく。曲がりくねった梁や大きい梁。飴色に日焼けている柱。穴が開いている柱。一つ一つどれも違う顔を持っている。新しい材料にはない魅力がある。ボクの考えるリノベーションとは新築よりも自分の望む自由な空間を作りやすいと思う。すまいに合わせて生活するのではなく、生活に合わせて住まいを作る感じだ。なぜなら新築には厳密な検査や法的制限がある。このリノベーションにはないときが多い。面積を増やさない限りは。確かに検査を受けていたほうが間違いなく安心だと思う。そこでリノベーションに重要なのは信頼できる設計士と工務店選びだと思う。検査はなくとも新築同様に安心をあたえられる技術が必要だと思う。この『Y-House』はそういった工務店になるための一歩かもしれない。

 

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基礎がレンガ。こういった場合は基礎をやりかえる必要がある。
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現在の基礎。コンクリート。
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屋根の上に登ってからの撮影。左上の母屋のうねりが尋常じゃない。

 


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