Jun 21, 2014
現場打ち合わせ
前回天井の解体が終わったので図面をもとに実際の構造体(骨組み)と照らし合わせて撤去できる柱や梁などを現場で確認。新築の場合、耐震や強度の確認なら設計士さんの構造計算でいいのだが、今回は古い材料を残しての工事。もちろん計算だけでは見えてこない部分も多々ある。そこで経験豊富な自社の職人と一緒に構造体の確認を行う。
Mさん『この柱は撤去しようと思います』職人『この柱は荷がかかってないから大丈夫ですね。しかしそっちの柱はたくさんの荷がかかっているので抜くには他の場所に補強が必要やね』と言ったやり取りが図面をもとに続く。屋根についても討論。Mさん『屋根の形はこう考えています。複数の屋根を一つにしたい』職人『このカタチにするには下屋(下の屋根)の高さ的に無理やね。ここにもう一つ低い屋根を作らないと』そばでそんなやり取りを見ながらたのもしく思う。それとともに双方どちらが欠けてもやり遂げれない工事だと実感。なんでこんな面倒くさい工事をやっているの??解体して新築したら簡単なことじゃないの??と思いのかたもおられると思います。最後にこの工事にいたった経緯について。地元唐津の町並みは、まだまだたくさんの古い家がある。解体することにより家族の思い出・歴史また古い町並みを無くしてしまいそうな気がします。ただ単に解体して新築ではなくこういった選択肢もあるんだと思って頂けるような夢の懸け橋がこの『Y-House リノベーション』だと考えます。これからいよいよ工事に入ってまいります。色んな問題も出てくるでしょう。最後の完成までご一緒に楽しんで下さいね。
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